太田川水系の温井ダムを訪ねて

残暑厳しい日々が続いていますが、少しでも涼しい所へということで、8月22日、広島市を流れる太田川の支流・滝山川にかかる、温井ダムを見学に行ってきました。
ダムのそばにやってきて下をのぞき込んでみると、アーチ型をしたダムの絶壁に目がくらみます。また、ダム上の長い歩道を歩きはじめると、周囲を山で囲まれた龍姫湖が豊富な水をたくわえています。



安芸太田町にある温井ダムは、広島市街地を洪水から守る為や、水道用水の安定供給や発電の為に、昭和52年4月から建設されはじめ、平成14年3月に完成しています。高さは156メートルにもおよび、アーチ式コンクリートダムとしては黒部ダムに次いで、“わが国2番目の高さ”を誇っているとのこと。
さらに、龍姫湖は、“ダム湖100選”にも選ばれているそうです。広島県民にとって、温井ダムは身近なダムですが、こんなにスケールの大きいダム施設だったとは驚きですね。


ダム見学用エレベーターに乗り、急下降します。そこから、ダムの中に作られたトンネルを歩いて行きます。実は、暑い夏にはこのトンネルが、別天地なのです。地下のため、とても涼しい所で、気温は16度。温度の変化を示すように、トンネルの壁面にはたくさんの水滴が・・・。半そでを着ていると、肌寒いほどです。ダム見学をして、こんなに気持ちよくヒンヤリさせられるのも良いものですね。


しばらく歩いて、ダム直下に出ると、メガネもカメラのレンズも曇って、何も見えない状態です。おそらく15度くらいの温度差があるのでしょうか。曇りもとれて見上げてみれば、温井ダムの“巨大さと迫力”に圧倒されます。


その後、再び同じルートを戻ります。そして、車で龍姫湖を回ってみると、周囲にはサイクリングコースやウォーキングコース、オートキャンプ場なども整備もされていて、アウトドアを楽しむには絶好の場所といえます。そして何よりも、“豊かな自然”が良いですね。

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