「城下町新発田まつり」の「台輪」に遭遇

新発田城址公園で桜の花を見物して帰ろうとしていると、にぎやかな掛け声が聞こえてきました。はてなんだろうと近づいてみると、法被をきた男衆が山車のような飾り屋台を曳きながら大きな音のでるパフォーマンスをしていました。




願ってもないチャンスにすぐさま駆け寄って、シャッターを切りました。法被を着た人に尋ねると、この山車は「城下町新発田まつり」の花形とも言われる「台輪」と呼ばれるもので、今日は近くの高齢者施設に来たのだと言う。そして、その台輪は、「下町わ組」の台輪だと教えていただきました。




調べてみると、この台輪は三輪で、前輪を持ち上げては下ろす「あおり」という動作を繰り返しながら運行するもので、現在では各所を含めて6台あるらしい。

これが「あおり」です。


これから、来た道を帰ります。
特におまつりの最終日の「帰り台輪」では、男衆が熱い心意気をぶつけあい、前を行く台輪を追い越そうとするたびに台輪同士の「あおり」や「もみあい」が始まり、けんか祭りの様相を呈するのだとか。




今回はお祭りではありませんでしたが、運よく台輪一台による“運行とあおり”を見ることができ、嬉しい限りでした。おかげで、最高の形で“新潟の旅”のフィナーレを飾ることができました。



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