”フォト歩き”の強い味方
最近の愛用カメラは、ニコンのデジタル一眼と、キャノンのコンパクトデジカメでした。それが最近になって、フルサイズのデジタル一眼にズームレンズを装着するとかなりの重量になり、一日中持ち歩いていると負担を感じるようになりました。

そこで、愛用カメラの間を取り持つ軽量カメラを探していて、ようやくニーズに沿った強い味方を探しあて手に入れました。それは、「オリンパスOM-DのE-M5MarkⅡ」です。それも、クラッシックなイメージに誘われて本体の色はシルバーを選びました。

なんとコンパクトフラッシュも付いていました。
世界最強の5軸手ぶれ補正、厳しい環境にも耐える防塵防滴機構、息をのむ描写力。そして、何よりも14~150ミリのレンズ(35ミリ換算28~300ミリ)を付けて、469グラムという軽量さに惹かれました。これからは、この強い味方をうまく使いながら、また“フォト歩き”を大いに楽しみたいと思っています。
使用感とか描写力については、随時ご報告させていただきます。

そこで、愛用カメラの間を取り持つ軽量カメラを探していて、ようやくニーズに沿った強い味方を探しあて手に入れました。それは、「オリンパスOM-DのE-M5MarkⅡ」です。それも、クラッシックなイメージに誘われて本体の色はシルバーを選びました。

なんとコンパクトフラッシュも付いていました。
世界最強の5軸手ぶれ補正、厳しい環境にも耐える防塵防滴機構、息をのむ描写力。そして、何よりも14~150ミリのレンズ(35ミリ換算28~300ミリ)を付けて、469グラムという軽量さに惹かれました。これからは、この強い味方をうまく使いながら、また“フォト歩き”を大いに楽しみたいと思っています。
使用感とか描写力については、随時ご報告させていただきます。
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雨降りを楽しむ
梅雨時だけあってこのところ雨が降り続き、写真を撮りに出かけることもままなりません。6月27日も天気予報通り、午後から雨が降り始めて夕方には本降りとなりました。

そんな中ですがたまには雨降りも楽しんでみようと、傘をさしながら広島市内中心街から京橋川の左岸を通って広島駅へと歩いてみました。川面には雨が降り注ぎ、川の流れとコラボしながら様々な模様が描きだされていてなかなか面白い。


京橋川の河岸には桜をはじめいろいろな樹木が植栽されていますが、大きな花がチラホラ咲いているのに気づきました。これはタイサンボクの花でしょうか。薄暗くなりかけていた中に真っ白い花が存在感を示していました。



対岸に立つ被爆ヤナギも雨にかすみ、いつもお散歩中の人たちが憩っているベンチも雨に濡れひっそりとしていました。


上柳橋東詰から橋を渡って広島駅のある松原町まで来たときには、もうズボンの裾はずぶ濡れとなってしまいましたが、写真を撮りながら雨降りを楽しんでいました・・・


そんな中ですがたまには雨降りも楽しんでみようと、傘をさしながら広島市内中心街から京橋川の左岸を通って広島駅へと歩いてみました。川面には雨が降り注ぎ、川の流れとコラボしながら様々な模様が描きだされていてなかなか面白い。


京橋川の河岸には桜をはじめいろいろな樹木が植栽されていますが、大きな花がチラホラ咲いているのに気づきました。これはタイサンボクの花でしょうか。薄暗くなりかけていた中に真っ白い花が存在感を示していました。



対岸に立つ被爆ヤナギも雨にかすみ、いつもお散歩中の人たちが憩っているベンチも雨に濡れひっそりとしていました。


上柳橋東詰から橋を渡って広島駅のある松原町まで来たときには、もうズボンの裾はずぶ濡れとなってしまいましたが、写真を撮りながら雨降りを楽しんでいました・・・

広島湾で、カッター訓練
広島湾に浮かぶ江田島の「国立江田島青少年交流の家」を舞台に開催された新入社員研修に、オブザーバーのような形で参加しました。いろいろなスケジュールの中でも、今から数十年前に体験したことのある「カッター訓練」が印象に残っています。

訓練開始にあたって、指導者より「全力を出しきること」「協力すること」の大切さを厳しく指導されます。そのあとは、舟艇を囲んでオールの使い方や、安全についてしっかり教え込まれます。熱のこもったその指導ぶりに、研修生たちの間に緊張感がみなぎってくるのがよくわかりました。


いよいよ出航という時、雨が強くなって雷鳴もとどろき実施が危ぶまれましたが、願いが通じたのか雨は小降りに雷も止み天候も次第に回復したので、全艇が出航となりました。


最初は息が合わず迷走していましたが、次第に慣れてくると「ソーレ・ソーレ」の掛け声とともに海上を滑るように走り始めました。研修生の頑張る姿に、新入社員時代の自分を重ねながら写真を撮っていました・・・


ひと足先に帰港して陸から新人たちをみていると、その背中に凛とした力強さを感じました。「青少年交流の家」の指導者の皆さんによる素晴らしい研修に、心から感謝でした。


訓練開始にあたって、指導者より「全力を出しきること」「協力すること」の大切さを厳しく指導されます。そのあとは、舟艇を囲んでオールの使い方や、安全についてしっかり教え込まれます。熱のこもったその指導ぶりに、研修生たちの間に緊張感がみなぎってくるのがよくわかりました。


いよいよ出航という時、雨が強くなって雷鳴もとどろき実施が危ぶまれましたが、願いが通じたのか雨は小降りに雷も止み天候も次第に回復したので、全艇が出航となりました。


最初は息が合わず迷走していましたが、次第に慣れてくると「ソーレ・ソーレ」の掛け声とともに海上を滑るように走り始めました。研修生の頑張る姿に、新入社員時代の自分を重ねながら写真を撮っていました・・・


ひと足先に帰港して陸から新人たちをみていると、その背中に凛とした力強さを感じました。「青少年交流の家」の指導者の皆さんによる素晴らしい研修に、心から感謝でした。

芸北の路傍に咲く花
島根県との県境にある雲月山に出かけた時、県道114号沿いにはいろいろな季節の花が咲いていました。いくつか写真を撮っていますので、ご紹介しておきます。


県北に位置する芸北は寒いところだけあって、今でもヤマボウシやウツギの花が咲いていたのには驚きました。

また道路端には、野草でおなじみのヒメジョオンやニガナ、そしてコウゾリナなども咲いていました。

ヒメジョオン


ニガナ

コウゾリナ
そんな中でも、ひっそりと咲いているものの存在感のあるのは、やはりササユリの花でした。何も山の中を歩いて探さなくても、よくみればあちこちで咲いていたとは・・・。




花の名前はよくわかりませんが、その他にもいろいろな花に出会いました。それだけ広島県の芸北地方は、自然豊かなところと言えるのでしょうね。




県北に位置する芸北は寒いところだけあって、今でもヤマボウシやウツギの花が咲いていたのには驚きました。

また道路端には、野草でおなじみのヒメジョオンやニガナ、そしてコウゾリナなども咲いていました。

ヒメジョオン


ニガナ

コウゾリナ
そんな中でも、ひっそりと咲いているものの存在感のあるのは、やはりササユリの花でした。何も山の中を歩いて探さなくても、よくみればあちこちで咲いていたとは・・・。




花の名前はよくわかりませんが、その他にもいろいろな花に出会いました。それだけ広島県の芸北地方は、自然豊かなところと言えるのでしょうね。


ササユリの花咲く雲月山へ

良い天気にめぐまれた6月18日、時期的には少し早いかなとは思いながらササユリの花を求めて、広島県北広島町と島根県境にそびえる雲月山へでかけてきました。

登山口にたどりついて、緑なす山を見上げてみれば、青空には白い雲が浮かび、初夏の風景が広がっていました。登山道を登りはじめると、あちらこちらでアザミやウツボグサが咲き、チョウやミツバチたちが花の蜜を求めてせっせと飛び回っていました。


ウツボグサ

最初のピークに立つと、どこまでも続く青い山並みや、雲月山へと通じる稜線と草原に包まれた山裾が一望できます。


雲月山はなだらかな草原の山で、季節の花も豊富に咲き稜線をほぼ一周できることから、お気に入りの山のひとつになっています。

白骨林もあります。

草原を吹き抜ける風を感じながらササユリをさがしますが、登山道では蕾をひとつ発見したぐらいで花がみつかりません。花期には少し早いようなので、山頂まで行ってひと回りするのを止めて、山頂の少し手前から下に降りて、草原でおおわれた雲月山の魅力を楽しみながらさがしてみることにしました。



草原が輝いていました。
すると、花期を終えつつあるレンゲツツジに替わり、咲き始めのオカトラノオやヒヨドリバナなどに出会いました。




また、可愛い鳥のさえずりが聞こえてきたので、その方向に目をやると茶色の羽をもつ鳥を発見。レンズの関係で限界はありますが、どうにか撮影することができました。

ホオジロ

その後も歩き続けていると、自動車道近くでようやくお目当てのササユリの花を見つけることができました。淡いピンク色の上品な花は、いつみても美しいものでした。これから7月にかけて、その花は登山道でも咲き始め、訪れた人たちの目を楽しませてくれることでしょう。


福山市の鞆の浦と内海町を訪ねて

梅雨の晴れ間に恵まれたので、福山市の南にある鞆の浦から内海町の田島へと足を延ばしてきました。鞆の浦では定番の「福禅寺」を訪ね、国の史跡に指定されている「対潮楼」で目の前に広がる瀬戸内の景観を楽しみました。


続いて、潮待ちの港として栄えた町並みを抜け、雁木や常夜燈を見物。最後に保命酒の醸造元を訪ね、隣町でとれたあんず入りの保命酒をお土産にお持ち帰り。その後は内海町の田島へと向かいました。




田島は瀬戸内海に浮かぶ島ですが、平成元年に「内海大橋」で結ばれ車で行くことができます。また、青い海と緑に囲まれたこの島は漁業が盛んで、県内最大の海苔の産地としても知られています。



この島を訪れるのは初めてとなりますが、今回はとりあえず「内海フィッシャリーナ」と「クレセントビーチ」まで行ってみました。
「内海大橋」は、中央部で大きくカーブしており美しい姿を見せてくれました。特に、朝日や夕日の撮影には絶好のポイントになりそうでした。

内海フィッシャリーナ


クレセントビーチ
プレジャーボートが停泊する「内海フィッシャリーナ」と白い渚の続く「クレセントビーチ」は、近代的でオシャレで驚きでした。そこに人は誰もいませんでしたが、ギラギラと輝く海辺は夏の到来を感じさせてくれました。


観光案内によると、この町には源平合戦の歴史が残されていたり、やぶ椿と水仙の里やヤシの木ロードがあったり・・・と、とても興味がわいてきました。またいつか、お隣の横島とともに二つの島を一日かけて、回ってみたくなりました。


「見延典子講演会」に出席

6月11日、広島市中区袋町にある「合人社ウエンディひと・まちプラザ」で、「見延典子講演会」が開催されるというので聞きに行ってきました。
小説「汚名」の発売を記念しての講演会ということでしたが、その演題「広島はなぜ軍都になったのか?」に惹かれました。
会場についてみると、入り口には今話題の「汚名」が並べられ、隣には広島本大賞にノミネートされた「竈さらえ」も置いてありました。開始時間の午後2時、見延典子氏が登壇し講演会は始まりました。

小説「汚名」のことについては、「幕末からいろいろ調べていて面白い史実をつかみ、それらをもとに想いをふくらませました」と説明されるとともに、物語の登場人物のさわりを紹介。「このあとは読んでみてほしい」と締めくくられました。

続いて、「広島がなぜ軍都になったかについては、いろいろ調べても資料や記述が少ない」とした上で、地元の大学で広島学について講義をしているが、「大学生が軍都になったことを研究したり、他県出身の人たちが興味も持っている。今や地域おこしのために地元の歴史を掘り起こすことがブームにもなっている」と指摘し、地元の歴史に興味を示すことの大切さを示されました。
広島が軍都になった理由については、幕末から日露戦争までの「広島の軍備増強の軌跡」という自作の資料を使いながら3点ほど説明されたことで、これまで疑問に思っていたことがぼんやりながら解りかけてきたようです。
そして、“ひろしまフォト歩き”も、「時には広島に今なお残る、近世・近代の歴史上の舞台にも出かけていきたい」と思うのでした・・・
もうすぐ暑い夏がやってくる
梅雨入りしたとの発表がなされて数日たってみると、雨の降る日も増え気温も次第に上昇し、あわせるように咲いている花も移り変わっているように感じます。通いなれた平和大通りや袋町公園で、ときおり咲いている花を写真に撮っているのでアップしておきます。
平和大通りでは、アメリカのオバマ大統領が初めて広島にやってきた時に、その日を待っていたかのように咲き始めていたキョウチクトウは、真っ白な花を全身に散りばめていました。


また、ザクロの木には紅一点という言葉の語源になったように、濃い緑の葉の中で真っ赤な花が咲いていました。


その横の方では、最近人気がでてきているシマトネリコが淡い黄緑色の花を咲かせていました。一方でバラの花やシロツメクサは、すでに季節を過ぎているように感じました。

シマトネリコ


袋町公園にはいろんな樹木が植栽されていますが、中でも黄金色の花を上向きに咲かせるビヨウヤナギと淡いクリの花が見ごろをむかえていました。もうすぐ暑い夏がやってくることを、植物たちが教えてくれますね・・・

ビヨウヤナギ

クリ

平和大通りでは、アメリカのオバマ大統領が初めて広島にやってきた時に、その日を待っていたかのように咲き始めていたキョウチクトウは、真っ白な花を全身に散りばめていました。


また、ザクロの木には紅一点という言葉の語源になったように、濃い緑の葉の中で真っ赤な花が咲いていました。


その横の方では、最近人気がでてきているシマトネリコが淡い黄緑色の花を咲かせていました。一方でバラの花やシロツメクサは、すでに季節を過ぎているように感じました。

シマトネリコ


袋町公園にはいろんな樹木が植栽されていますが、中でも黄金色の花を上向きに咲かせるビヨウヤナギと淡いクリの花が見ごろをむかえていました。もうすぐ暑い夏がやってくることを、植物たちが教えてくれますね・・・

ビヨウヤナギ

クリ

雨に煙る風景
「神の倉山公園」のハンカイソウの花を堪能して、その先にあるハングライダー・パラグライダーのフライトエリアに顔を出してみました。雨が降り続いていたので、誤って滑り落ちるのを避けて先頭のほうには行きませんでしたが、よく見ると雨を降らす雲が、まるで湧き上がってきているように見えました。下のほうに目をやると、雨に煙る向原町の田園地帯や家々も見渡すことができました。

雨の中フライトする人はいませんし、この場所にやってくるもの好きな人も誰一人いません。黄色っぽいクリの花が、淡い色使いの風景の中で唯一アクセントになっていました。


その後、狭い登山道を県道328号線に向けて下山していきますが、視界の開けたところから見える風景が、なんとも郷愁を感じさせてくれました。もう少し見たいと思い、通りなれた県道37号線で広島に帰るのを止め、初めて通る県道328号線を走って帰ることに決めました。

地元の方から「37号線で広島に帰るより、328号線を使って白木経由で帰る方が15分ぐらい早い。ただ道が狭いところもあるので注意を」とのアドバイスをいただきましたが、今回は初めての道を選択しました。しばらく田園風景と大きな農家の家々を横目に見ながら進みますが、やがて山の中へと入って行きました。すると道幅も思ったほど狭くないですし、咲き誇るヤマボウシやノバラにも出会うなど結構楽しい県道328号線のドライブとなりました。また、季節を変えて、走ってみたいと思いました・・・




雨の中フライトする人はいませんし、この場所にやってくるもの好きな人も誰一人いません。黄色っぽいクリの花が、淡い色使いの風景の中で唯一アクセントになっていました。


その後、狭い登山道を県道328号線に向けて下山していきますが、視界の開けたところから見える風景が、なんとも郷愁を感じさせてくれました。もう少し見たいと思い、通りなれた県道37号線で広島に帰るのを止め、初めて通る県道328号線を走って帰ることに決めました。

地元の方から「37号線で広島に帰るより、328号線を使って白木経由で帰る方が15分ぐらい早い。ただ道が狭いところもあるので注意を」とのアドバイスをいただきましたが、今回は初めての道を選択しました。しばらく田園風景と大きな農家の家々を横目に見ながら進みますが、やがて山の中へと入って行きました。すると道幅も思ったほど狭くないですし、咲き誇るヤマボウシやノバラにも出会うなど結構楽しい県道328号線のドライブとなりました。また、季節を変えて、走ってみたいと思いました・・・



「神の倉山」に、初夏の花「ハンカイソウ」咲く

「神の倉山」(561.5m)にフジの花を見物に出かけた時、山頂付近にあるハングライダーのフライトエリアそばでみつけた「ハンカイソウの群生地」。案内板に、6月上旬ごろには花が咲くと書かれていたので、その時を待って6月4日に行ってきました。


当日は雨が降っていたためか、土曜日にもかかわらず登山道で出会う車もなく、狭い道を一気に駆け上ることができました。


群生地を訪れてみると、車道まわりはもちろんのこと、谷間を埋め尽くすように鮮やかな黄色の花が咲いていました。県北の山々に行くと所々で見かけますが、この地にこんな素晴らしい群生地があったのかと驚きでした。



蕾もたくさんありますが、見ごろをむかえた花数も多く、この日を待ったかいがありました。


「ハンカイソウ」は、山地や草原などに生えるキク科の多年草で、高さが1mほどになり深く切れ込んだ大きな葉が特徴です。そして、初夏になると直径10㎝ほどの大きな花を咲かせることで知られています。



「神の倉山」は山全体が公園として整備されていて、春には桜が咲き乱れ、続いてツツジ・フジなどの花も咲くということを知っていましたが、これに「ハンカイソウ」の花も加わえましょう・・・


「花しょうぶ」には、雨がよく似合う

中国地方に梅雨入り宣言がなされた6月4日。安芸高田市のJR向原駅近くにある「向原花しょうぶ園」に行ってきました。



園内に地元の方がおられたので、ご挨拶しお話もさせていただきました。「6月11日~12日にかけて『向原花しょうぶまつり』をおこなう」とのことで、「午後からその幟をたて、まわりの草刈もする」のだそうです。



雨の降る中、ほんとにありがたいことですね。感謝を申し上げてゆっくり観賞させていただきました。


全体的にみると、まさに見ごろを迎えているように感じました。色とりどりの花しょうぶが雨に濡れる姿は、とても魅力的でした。



また、その周囲ではポピーやアジサイやなどが植栽されていたり、山野草が咲いていたり。初夏のしょうぶ園の“フォト歩き”を楽しみました。



ムラサキツユクサ

ムラサキカタバミ
初夏の竹林寺を訪ねてみると・・・

5月30日、三原市の三景園で初夏の園内を楽しんで、昨年と同様に車で近くの東広島市河内町入野にある竹林寺を訪ねました。駐車場に車を停めしばらく歩くと、歌人「小野篁誕生の地」という碑と案内書に出会います。

竹林寺は歴史のある古刹で、天平2年(730年)に、この地を訪れた僧「行基」によって開山されたという。また、篁にちなんだ伝説も残されており、このお寺は篁山竹林寺とも呼ばれています。

境内に入って中央にある八千代池をみても、咲くには少し早いのか期待していた初夏の花はほとんど咲いていませんでした。コウホネは葉ばかりで、スイレンの花などが所々に咲いているぐらいでした。



中央が八千代橋です。
池を跨ぐ八千代橋もなかなか風情があり、まわりには竹林寺という名にふさわしいような大きな孟宗竹が生い茂り、モミジの緑との調和も抜群で古刹にふさわしい雰囲気を醸し出していました。


また、国の重要文化財に指定されている本堂の改修工事が行われていて、工事用の幕で覆われていました。6月2日の中国新聞に、タイムリーにも「竹林寺屋根ふき替え」の見出しで記事が掲載されていました。参考までにその内容を要約しておきますと、「約30年ぶりに、専門業者の手で薄い板を何層も重ねる『こけらぶき』の作業をする」。そして、「ふき替えが終わる10月末までの平日、本堂の周りに組まれた足場に上がって見学できる」。また希望される方には、「前日までに申し込むと、住職さんが立ち会って説明してくださる」そうです。


現在改修中の本堂(この写真は平成27年6月に撮影しています)

その後、境内をひとめぐりして、八千代橋を抜け再び駐車場まで帰っていきますが、今回もまた河内町に今なお息づく歴史や豊かな自然に親しむことができました。

眼下に広がる河内町の町並み
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