「霧ケ谷湿原」で、ヤマザクラとコブシの花の競演に出会う

4月23日の芸北桜めぐりの途中、休憩をかねて東八幡原の「霧ケ谷湿原」から「芸北高原の自然館」あたりを車で走ってみました。すると、「霧ケ谷湿原」では、これまでに出会ったことのないようなヤマザクラとコブシの花の競演をみつけました。そこで、車を停めしばし散策してみることに・・・



木道を通って少し中に入ってみると、いまだ冬枯れたような早春の霧ケ谷湿原のど真ん中で、ヤマザクラはすでに散り始めているようでしたが、コブシの花は白く輝いているように感じられました。



背景の山々や湿原の中に立つ木々との相性も抜群で、行ったり来たりしながら写真におさめてみました。桜が満開でお天気の良い日だったら、どんなにか素晴らしい光景になったことでしょう。それはまた、来年の課題にしたいですね。


その後、「芸北高原の自然館」にも立ち寄ってみると、あたりにはまだ桜が咲いているところもあり、名残りの花を楽しむことができました。



3月21日からスタートした、「2016桜めぐり」も、これをもちまして終わりとなります。一か月余りで44回のアップとなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。また、貴重な情報などご提供いただき大変感謝しております。これからも、ご愛顧賜りますようよろしくお願いいたします。
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シバザクラ咲く「与一野」を、“フォト歩き”
4月23日、広島県境近くの“芸北桜めぐり”をするにあたって、近くを通ることから安芸太田町寺領にある与一野に立ち寄ってみました。そこにある「与一野の枝垂れ桜」は、最近とみに人気が高まっており、今月9日に訪れた時も桜目当てに多くの人がやってきていました。その時、田んぼのまわりや石垣などにシバザクラが咲きそろい始めていたので、その見ごろを期待しながら再び訪れたのです。



到着してみると、期待通り色とりどりのシバザクラがまさに見ごろをむかえていました。また、八重桜もここぞとばかりに咲き誇るなど、「美しい日本のむら景観百選」(農林水産省)にふさわしい風景がそこにありました。



しばし公道を歩きながらシバザクラや八重桜を楽しんだあと、「与一野の枝垂れ桜」を観賞する場所へと向かいました。そこは個人所有の土地ですが、所有者の方がちょうど畑仕事をしておられたので、ご挨拶して写真も撮らせていただきました。


続いて、「那須与一の墓」と言い伝えられている場所へと向かいました。案内によると、「屋島の源平合戦で有名な那須与一が、晩年、この地で田畑の開拓を進めたので、ここを与一野と呼ぶようになったと伝えられている」とのことで、歴史的にも興味深い所と言えます。


その後も、与一野を“フォト歩き”してみると、あちらこちらで季節の花が咲き乱れていました。季節を少し変えて訪れてみると新しい発見もあり、また楽しいものですね。







到着してみると、期待通り色とりどりのシバザクラがまさに見ごろをむかえていました。また、八重桜もここぞとばかりに咲き誇るなど、「美しい日本のむら景観百選」(農林水産省)にふさわしい風景がそこにありました。



しばし公道を歩きながらシバザクラや八重桜を楽しんだあと、「与一野の枝垂れ桜」を観賞する場所へと向かいました。そこは個人所有の土地ですが、所有者の方がちょうど畑仕事をしておられたので、ご挨拶して写真も撮らせていただきました。


続いて、「那須与一の墓」と言い伝えられている場所へと向かいました。案内によると、「屋島の源平合戦で有名な那須与一が、晩年、この地で田畑の開拓を進めたので、ここを与一野と呼ぶようになったと伝えられている」とのことで、歴史的にも興味深い所と言えます。


その後も、与一野を“フォト歩き”してみると、あちらこちらで季節の花が咲き乱れていました。季節を少し変えて訪れてみると新しい発見もあり、また楽しいものですね。




心惹かれる「長沢の枝垂れ桜」

芸北の桜めぐりの5番目には、長沢の枝垂れ桜を訪ねました。見ごろの時期には、花見客で駐車場も混雑するところですが、今回は2台あるのみでした。桜の状態葉と言えば、まだ花が残っているところもありますが、葉桜になっているところが多いようでした。


それでも、丸く小高くなっているところで山々や田畑に囲まれながらも、飄々と立ちつくす姿には風格が感じられました。

この桜は大きくはありませんが、見る角度によって樹形がいろいろと変化してみえることが、特徴です。そして、その立ち姿も古武士を思わせるようで、心惹かれる桜のひとつになります。


さらに、最近この桜がどうも元気がなく花数が少なかったように思っていましたが、嬉しいことに全体的に少し元気になっているような気がしました・・・


枝垂れ桜の周囲の木も年々大きくなり、美しい花を咲かせていました。
案内によれば、「長沢の枝垂れ桜は、その昔、墳墓の標木として植えられたとされ、その樹齢は約4百年とされる。また、胸高周囲3メートル、樹高11メートルで、来た広島町の天然記念物に指定されている」とのことでした。

広島県下に咲く桜の締めは、「原田邸の枝垂れ桜」

橋山の枝垂れ桜、空城さくら亭のソメイヨシノをめぐり、原田邸の枝垂れ桜を訪ねました。この桜は、個人所有のお庭に咲く枝垂れ桜で、島根県境に近い北広島町の木束原の県道115号線沿いにあります。


到着してみると、花はギリギリでセーフ。見ごろをむかえていました。所有者のかたがお留守のようなので、道路から撮影させていただきました。


枝垂れた枝には淡いピンク色の花もついて、見事と言えます。屋根瓦や春まだ遅いあたりの景色とのコラボも印象的です。


芸北桜めぐりの時期が遅れてしまって、大半は見ごろを外していましたが、ここの桜だけは美しい姿をみせてくれました。



この地区は大変寒さの厳しいところで、当日の気温も13度。車から出てみると寒い!と感じるぐらいです。例年、春が遅いといわれる芸北の他地区の桜と比べてもなお、一週間ぐらい遅れて見ごろをむかえる桜なのです。

近くには、ソメイヨシノの花も健在でした。
