あじさいロードは、真夏の清涼

6月中に梅雨明けが宣言された、今年の夏。6月30日も朝から気温がグングン上昇していましたが、その暑さに負けまいと真夏の風景や清涼を求めて、県北西部へと出かけてみました。最初に立ち寄ったのは、国道191号線沿いの「あじさいロード」です。



この「あじさいロード」は、国道191号線の安芸太田町の松原別れから、「深入山」の麓を通り小板あたりまで続いています。車で走りながらその様子をみていると、アジサイの花が見ごろをむかえ、国道沿いを鮮やかに彩っていました。



そこで、車の停められる名水の「深命水」の湧き出る所と、「深入山グリーンシャワー」への入り口付近の2カ所に立ち寄ってみました。



車から降りて、「あじさいロード」に咲く花を観賞しながら付近を歩いてみると、梅雨明けの厳しい暑さの中ではありましたが、しばし真夏の清涼を感じました。


深入山グリーンシャワーへ入る道にも、アジサイの花はありました。
スポンサーサイト
6月の梅雨明け

6月28日、広島地方気象台は、中国地方(山口県を除く)が梅雨明けしたとみられる、と発表。平年より21日、昨年より15日早い、と言う。記録が残る1951年以降で最も早く、6月の梅雨明けは初めてで、梅雨の期間は14日間で過去最低だそうです。


展示されている機関車の煙突から煙が出ているようで、思わず写真を撮りました。
そこで、近くの大型商業施設の内外を歩いたりしながら、梅雨明けの風情を探してみました。すると、施設内の敷地にはいたるところでシマトネリコの花が咲き、青空には所々に白い雲が浮かぶなど、まさに梅雨明けの風景がありました。
さらに施設の北側の歩道を歩いてみれば、赤と白のキョウチクトウの花が咲き乱れ、夏の到来を告げていました。


古刹の極楽寺へ

本堂です。
蛇の池を離れて、いつものように「極楽寺」へお参りすることに。青々とした木々に包まれる道をしばらく歩くと、お大師様の像に出会い、そこから境内へと入って行くことになります。うっそうとした杉木立の中を進めば、「十三仏」や由緒ある建物が出迎えてくれます。




先ずは「本堂」へお参りです。「極楽寺」は僧行基が開山したと伝えられる古刹で、その後、弘法大師が開眼。そして、1562年に毛利元就が本堂を再興したと言われる由緒ある寺院です。お参りするたびに、その威風堂々とした姿に惹きつけられます。


阿弥陀堂です。

その後は、「阿弥陀堂」、「折鶴観音」や「平和観音」から、「鐘楼」へと向かいます。そして「展望台」で、ひと休み。しばし、眼下に広がる廿日市の街並みや瀬戸の風景を楽しみました。



西国三十三ケ所観音霊場です。
そして帰り道、「西国三十三ケ所観音霊場」をイメージした小さな仏像群を通り抜け、「一願堂」にお参り。“一人一願だけ願い”をかなえてくださると言うことなので、今回も一つだけお願いさせていただきました・・・



一願堂です。
蛇の池と、その周辺の様子

「蛇の池」へと向かう道や、池沿いの遊歩道を歩いていると、初夏の風物詩とも言える事象やアジサイなどの花に出会いました。



少し離れた駐車場に車を停めて、「蛇の池」に向けて歩いていると、小川沿いに立つ木々に産み付けられたモリアオガエルの卵を見つけました。この時期の風物詩とも言えるだけに、木の下の水辺でオタマジャクシを探してみたものの、その姿は見つかりませんでした。



続いて、池の一番奥にある湿地帯では、ハナショウブやアジサイの花が咲き乱れ、近くのキャンプサイトでは、今ごろになってツツジの花が満開の時をむかえていました。



一方で、池の中では、曇天にもかかわらず大きな亀が小さな岩の上で甲羅干しをしているのも面白い。その後は、少し歩いて「極楽寺」にお参りに行くことにしました・・・


蛇の池に咲く、スイレンの花

6月24日の天気予報は曇りから雨でしたが、それもまた風情があるだろうと、廿日市市の「極楽寺山」山頂付近にある「蛇の池」に、「スイレン」の花を観に行くことにしました・・・




向かう途中で雨が降り出したものの、「極楽寺山」に上って行くに連れ雨も止み、どんよりとしたお天気に。そんな中ではありましたが「蛇の池」に到着してみると、広い池の中で、白やピンク色などの花が無数に咲いていました。



早速、周囲5百メートルほどの池の周りにある遊歩道を、ゆっくり歩き始めます。以前はもう少し遊歩道近くで花が咲いていたと思うのですが、なんとなくその距離が遠く感じられました。



それでも、岸辺に近寄れる場所では、近づいてくれる鯉やスイレンの花がその美しい姿をみせてくれました。


